遊休地活用のベストプラン ――自分に合った土地活用の考え方を整理する――
2026.01.08 UP
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■ 遊休地とは?放置すると起こりがちな問題点
遊休地とは、現在は建物が建っていない、または十分に活用されていない土地のことを指します。
更地のまま保有している土地や、以前は建物や駐車場として使われていたものの、現在は用途がなくなってしまった土地が代表例です。
「将来使うかもしれない」「今は特に困っていない」
そのような理由で遊休地を保有し続けている方も多いのではないでしょうか。
しかし、遊休地は活用していなくても固定資産税・都市計画税が毎年かかり続ける資産です。
収益を生まない一方で、コストだけが発生している状態とも言えます。
だからこそ遊休地は、
・土地活用によって収益を生む資産に変える
・将来を見据えて売却・整理を検討する
といった視点で、一度きちんと向き合うことが重要になります。

■ 遊休地活用の方法は「建築」か「売却」だけではない
土地活用というと、「建てる」あるいは「売却する」という形で整理されることが多いですが、実際にはそれ以外にもさまざまな活用の考え方があります。
土地の立地や面積、形状、周辺環境、そして所有者の目的によって、適した活用方法は大きく異なります。
代表的な遊休地活用の方法には、次のようなものがあります。
・賃貸マンション・アパートの建築
・事務所・店舗・倉庫など事業用建物の建築
・駐車場や貸地としての暫定活用
・土地を売却して現金化する
・将来を見据えてあえて保有を続ける
どの方法が正解というわけではなく、「その土地を、どのくらいの期間、どんな目的で持ちたいか」によって適した活用は変わります。

■ 「保有期間」と「目的」から考える土地活用の判断軸
土地活用を検討する際、最初に整理したいのが
「この土地を、どれくらいの期間持ちたいのか」
「何を目的としているのか」
という点です。
例えば、
・長期的に安定した賃料収入を得たい
・将来にわたって資産として次世代に残したい
といった場合には、新築による土地活用が選択肢になります。
初期費用や借入は必要になりますが、立地や計画次第では、長期的な収益源として機能します。
一方で、
・近い将来に資金が必要
・管理や運営の手間を増やしたくない
・将来の不安要素を減らしたい
といった場合には、土地売却を含めて検討することが合理的な判断となるケースもあります。
土地活用を考える際のチェックポイント
・何年先まで土地を保有したいか
・収益重視か、資産整理重視か
・手間やリスクをどこまで許容できるか
■ 土地活用では「相続・家族」の視点も欠かせない
遊休地活用は、現在の収益だけでなく、将来の相続や家族構成とも密接に関係します。
新築による土地活用では、
・建物を建てることで相続税評価額を抑えられる可能性
・収益不動産として次世代に引き継げる
といったメリットがあります。
一方、土地を売却して現金化することで、
・相続時の分配がしやすくなる
・共有名義によるトラブルを避けやすい
というメリットもあります。
「土地を残すこと」自体が目的になってしまうと、
相続後に管理や意思決定の負担が大きくなるケースも少なくありません。
誰が管理し、どのように引き継ぐのかまで含めて考えることが重要です。

■ 立地・法規制・市場性で「向いている土地活用」を見極める
どの土地活用方法を選ぶにしても、立地条件と市場性は避けて通れません。
駅に近く、賃貸需要が見込めるエリアであれば、賃貸マンションなどの建築による土地活用が収益につながりやすい傾向があります。
容積率・建ぺい率を活かした計画ができれば、土地のポテンシャルを最大限に引き出すことも可能です。
一方で、
・周辺需要が限られる立地
・建築コストがかかりやすい敷地条件
の場合には、無理に建築するよりも、売却や別の活用方法を検討した方が合理的なケースもあります。
判断のポイント
・周辺エリアの需要と将来性
・法規制や敷地条件
・建てた場合・建てない場合の収支比較
■ まとめ:遊休地活用は「比較検討」から始めることが大切
遊休地活用で大切なのは、最初から「建てる」「売る」と結論を決めてしまわないことです。
まずは、
・どのような土地活用方法が考えられるのか
・それぞれのメリット・デメリットは何か
を整理し、比較することが重要です。
結果として「土地売却が最適」という判断に至ることも、立派な土地活用の一つです。
鈴与三和建物では、土地活用のための新築シミュレーションだけでなく、
売却した場合の想定条件も含めて、総合的に比較・整理するご相談が可能です。
遊休地の活用方法でお悩みの方は、
まずは土地の状況とご自身の目的を整理するところから始めてみてはいかがでしょうか。


